固定資産税(償却資産)の共有資産を申告するときには

eLTAXでは、固定資産税(償却資産)の申告を行う方で、複数人で共有する償却資産(共有資産)の申告書を提出する場合は、単独で所有する償却資産(単独所有資産)の申告を行うのとは別の利用者(納税者)として、利用者IDを取得する必要があります。
そのため、単独所有資産の申告用と、共有資産の申告用で、それぞれ利用届出を個別に行ってください。
次のように、一納税者が単独所有資産と共有資産の両方を持つ場合を例として、共有資産のための利用届出(新規)及び電子申告の注意点について説明します。

  • 納税者Aは、X市Y区と、X市Z区にそれぞれ単独で「資産I」及び「資産III」を所有している。
  • 納税者Aと納税者Bは、X市Y区に「資産II」を共同で所有している。代表者は納税者Aである。

利用届出(新規)の注意点

納税者Aは、次の申告をそれぞれ別の利用者(納税者)として行う必要があります。

  • 単独所有資産(「資産I」及び「資産III」)の申告
  • 納税者Bとの共有資産(「資産II」)の申告

そのため、以下のように、それぞれ個別に利用届出を行い、利用者IDを2つ取得します。

共有資産の利用届出(新規)を行う際は、以下の点にご注意ください。

利用届出(新規)の注意点一覧
項目 届出内容
利用届出者

共有者を代表する1名(共有代表者)が行います。

利用届出の提出先

共有資産が所在する地方公共団体を選択します。

【利用者情報】
  • 「法人名称」(法人)又は「氏名」(個人)

「共有代表者の氏名 他○名 ( 連帯納税者となる人の氏名 )」のように入力します。
例:「地方税 太郎 他1名(地方税 花子)」

  • その他の【利用者情報】
  • 【法人番号】
  • 【連絡先】
  • 【代表者情報】
  • 【関与税理士情報】
  • 【届出理由】

それぞれ共有代表者の情報を入力します。

  • 法人番号は共有代表者が法人の場合のみ入力します。
【提出先・手続情報】
  • 「区・事務所等(提出先)」
  • 「事業所又は給与支払者の所在地若しくは課税地」

共有資産が所在する市区町村を選択し、その所在地を課税地として入力します。

  • 同一区内に共有資産が複数ある場合は、主たる共有資産の所在地を課税地として入力します。
【電子署名】

共有代表者の電子署名のみ付与します。
ただし、税理士に申告書の作成・送信を依頼している場合、電子署名は不要です。

電子申告の注意点

以下のように、資産ごとに申告を行います。

電子申告の注意点一覧
資産 届出内容
資産I

Y区宛てに、利用者ID「abc10000000」(納税者Aの単独所有資産用)で申告する。

資産II

Y区宛てに、利用者ID「xyz20000000」(納税者A及び納税者Bの共有資産用)で申告する。
その際、全ての共有者(納税者A及び納税者B)の電子署名を付与します。
ただし、税理士に申告書の作成・送信を依頼している場合、納税者の電子署名は不要です。

資産III

Z区宛てに、利用者ID「abc10000000」(納税者Aが単独所有資産用)で申告する。

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